ヴァイオリンよりもヴィオラの方が、チェロに対抗して強さが出るかも知れない・・・ショパンが、18歳の時に作曲した『ピアノ三重奏曲』について親友ティトゥスに書いた手紙にあった言葉です。ピアノ・ソロ曲のほかには2つのピアノの為のコンチェルトというジャンルだけを書いたような言われ方が良くされるので、非常に気の毒な存在になっていますけれども室内楽は地味とは言え独特の味わいを持っています。普段はヴァイオリン、チェロ、ピアノのトリオで演奏されている『ピアノ三重奏曲』を、今夜放送される「ベートーヴェン復活祭音楽祭2010」からの演奏会ではヴィオラを使っています。ショパンが言っていた『ヴァイオリンよりも』という言葉を実践するものです。興味津々。
- ベートーベン・復活祭音楽祭2010 -(3)
▽ライナー・ホーネック、クリスティアン・フローン、
アルト・ノラスほかによる室内楽の演奏会 「ピアノ三重奏曲 ト短調 作品8」 ショパン作曲
(32分00秒)
- (ビオラ)クリスティアン・フローン
- (チェロ)アルト・ノラス
- (ピアノ)ミハエラ・ウルスレアサ
「ピアノ五重奏曲 ロ短調 作品74」 リース作曲
(22分14秒)
「ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品17」 ノヴァコフスキ作曲
(34分31秒)
- (バイオリン)ライナー・ホーネック
- (ビオラ)クリスティアン・フローン
- (チェロ)アルト・ノラス
- (コントラバス)ユーレック・デュバール
- (ピアノ)ミハエラ・ウルスレアサ
~ポーランド・ワルシャワ、
フィルハーモニー・コンサートホールで収録~
<2010/3/28>
(ポーランド・ラジオ提供)via cgi4.nhk.or.jp