1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライヴ録音。通称「バイロイトの第九」はバイロイト音楽祭の戦後初開催の初日に行われた伝説の実況録音盤で、まさに20世紀の人類の遺産ともいうべきレコードです。英国盤(超高価!)を除けば最も音質的評価の高いフランス盤、しかし値段はこなれており、盤質も良好なお勧め品。
五福公民館で行ってるSPレコードを蓄音機で楽しむ鑑賞会は新年度からの再開を目指します◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内
「蓄音機を楽しむ会(第73回)」SPコンサートご案内
日時 令和4年6月26日(第4日曜日) 午後1時30分〜4時
場所 熊本市中央区細工町 五福公民館 2F
鬼才指揮者の若き日の名演、優秀録音◉マゼール指揮ウィーン・フィル◯チャイコフスキー・交響曲第4番
マゼールは英EMI社だけからではなく、駆け出しの頃は英デッカ社からも気に入られいた。本盤は、クールかつクリアな雰囲気となっており、シベリウス同様チャイコフスキーにもピッタリ!!!朗々と鳴り渡る金管や明晰なティンパニなどは立派にロシアの雰囲気を醸し出している。決して明るすぎることのないシャープさは、けっして曲想から逸脱してはいません。デッカ録音の面目躍如といったところでしょうか!!!録音が素晴らしいのです。チャイコフスキーは、録音が良いことは必須です。わが国では余りぱっとしないマゼールですが、若い頃はデッカ社やEMI社からも重宝がられたという事実は、マゼールの実力を物語っています!!!まあ、騙されたと思って聴いてみて下さい!!!シベリウス全集やチャイコフスキー全集等々を名門ウィーンフィルと録音していたという事実は、マゼールの実力を物語っています!!英国コレクターワンオーナー品ほぼノーノイズのコンディションです。最後に伴奏指揮のロリン・マゼール。7月13日84歳で死去したニュースが飛び込んで参りました。日経文化往来欄に「超能力の域。楽譜を熟知した指揮の緻密さは驚嘆すべきものがあった」。早熟の天才として幼いころからヴァイオリン奏者として名を成し、ニューイヤーコンサートではボスコフスキー再来とばかりに弾き振り感動与えてくれました。思うに最近英デッカ全盛時代活躍し数多くの録音残した巨匠が他界しています。ブルゴス、アバド、マゼール共通項目は20代で成功して若くしてメジャーデビュー、数多くの名盤を最高のレヴェル(録音も含めて)でウィーンフィルやロンドン交響楽団の名楽団と残していたことでしょうか。このオリジナル盤聴くにつけ日経文化往来欄の追悼文、決して誇張ではないと思います。合掌・・・
青白い炎で火傷する*クレンペラー指揮フィルハーモニア管、ヤノヴィッツ、ゲッダ、ポップ、ベリー モーツァルト・魔笛
1964年3~4月、キングスウェイホール・ロンドンでのセッション録音。ご存知の方も多いと思うが、この「魔笛」にはセリフがないのだが、音楽的にこれだけ充実した「魔笛」があるだろうか?クレンペラーの音楽性と、それを音楽にする力量が無ければ、これだけ充実した演奏はできないのではないかと思う。また、キャストも考えられないほど豪華!合唱指揮はウィルヘルム・ピッツ。盤の状態は初期盤では数少ないニアミントです。Wolfgang Amadeus Mozart – Nicolai Gedda ‧ Gundula Janowitz ‧ Walter Berry ‧ Gerhard Unger ‧ Lucia Popp ‧ Elisabeth Schwarzkopf ‧ Christa Ludwig ‧ Ruth-Margret Pütz ‧ Marga Höffgen ‧ Franz Crass ‧ Gottlob Frick ‧ Der Philharmonia Chor London , Einstudierung Wilhelm Pitz ; Das Philharmonia Orchester London ; Otto Klemperer – Die Zauberflöte – His Master’s Voice – SAN 137-8-9
あせらず新年度からでも再開できたらと⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中
「蓄音機を楽しむ会(第73回)」SPコンサートご案内
日時 2022年6月26日(第4日曜日) 午後1時30分〜4時
場所 熊本市中央区細工町 五福公民館 2F
モダン楽器のよさを満喫◉ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管 バッハ・ブランデンブルク協奏曲 第3、5番
ドイツの伝統を踏まえたバロック音楽の演奏としては無視できない内容だ。
GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番
第2楽章での、フルートの寂寥感に暖かいヴァイオリンのコントラスト、支えるチェンバロのトリオが味わい深く、そして、第3楽章の非常に明快なフーガが展開されていく様子は聴いていて実に心地よいです。
ミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は、しっかりとした音の輪郭、そして弦楽器のつやのある音色。それに手ごたえのある音のアンサンブルが、何よりも心地よく響いてくる。
- このミュンヒンガーの演奏はバロック音楽が大人気になるきっかっけを作ったとして有名、非常にリズムがしっかりしており、骨太でな音楽です。たっぷりの安定感で、ひたすらしっかりとしています。まるで、ずっしりとした大木がぐいっとパワフルに生えているような、ゆるぎのない素晴らしい演奏となっています。
言い換えればミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は非常にかっちりとしたスキの無い、安定感に満ちた演奏。そして、それほど心に響くようなものではなく、それでいて各楽器は極めて美しく鳴り響いていて素晴らしい。
素晴らしく美しく響いている。これが物足りないようなときもありますが、それでもいつの間にかバッハの世界に浸りこむことには抵抗の出来ない魅力の力でしょう。
(1) record date:1958年10月
(2) record session:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
(3) p&e:ジェームズ・ウォーカー
(4) addition:優秀録音、名盤
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
- 品番
- 34-22206
- 商品名
- GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番
- レコード番号
- SWL8001
- 作曲家
- ヨハン・セバスティアン・バッハ
- オーケストラ
- シュトゥットガルト室内管弦楽団
- 指揮者
- カール・ミュンヒンガー
- 録音種別
- STEREO
"ORIGINAL RECORDING BY THE DECCA"WIDE BAND WITH GROOVED ED1, STEREO (80g)10inch盤, Release 1959, Stamper 2M/2M。
コンディション
- ジャケット状態
- EX
- レコード状態
- EX++
- 製盤国
- GB(イギリス)盤
通販レコード
- オーダー番号34-22206
- 通常価格3,850円(税込)
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今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲
通販レコードのご案内名手シェリングがステレオ初期に RCA に録音した若き日の名演。スペイン情緒はそんなにないにしても艶やかな音で楽しませてくれる。
《RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤》IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲 シェリングの音色は、とてもみずみずしく、のびのびしていて極めて美しい。美音の持ち主は往々にして自らの音の美しさに浸りきった演奏をしがちであるが、シェリングの演奏は調和が取れていて純粋・明瞭かつ客観的であり、耽美的な要素はない。この録音から聞き取ることができるのは、シェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。
シェリングを退屈なヴァイオリニストという意見が一部にありますが、いえいえそういうことはありません。ここで聴かせるシェリングは充分に情熱的で情緒にも何の不足もありません。そのヴァイオリンの音は艶やかに歌い上げますが一切不足にならないところが流石です。
シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思う。和音の処理が見事なことである。随所に出てくる和音を、まるでオルガンで演奏しているかのように演奏することは生易しいことではないはずだ。また、シェリング特有の上から下に弾く和音によってリズムが躍動するのも好きだ。次に、音のニュアンスが幅広い点も気に入っている。シェリングの演奏上歴史に名を残す独 DGG に入れたバッハの無伴奏全曲聴けば、全て納得頂けると思います。本盤は、そのバッハをラロに移し変えたような快演。
録音、演奏共に極めて優秀と断言できます。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
- 品番
- 34-7154
- 商品名
- IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲
- レコード番号
- KV119
- 作曲家
- エドゥアール・ラロ
- 演奏者
- ヘンリク・シェリング
- オーケストラ
- シカゴ交響楽団
- 指揮者
- ワルター・ヘンデル
- 録音種別
- MONO
コンディション
- ジャケット状態
- EX
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- IT(イタリア)盤
優秀録音、名盤。
清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようとする深い精神性を感じさせるシェリングの演奏は、今でもスタンダードな解釈として数多くの音楽ファンを魅了しています。RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤。
通販レコード
- オーダー番号34-7154
- 特別価格1,760円(税込)
- 通常価格2,200円(税込)
ゴツゴツした肌触りの異形*ホーレンシュタイン ウィーン・プロ・ムジカ管 ヤナーチェク・シンフォニエッタ&タラス・ブーリバ
1925年5月2日、南ボヘミアのピーセクの広場に近いソコル体育館で、ヤナーチェクは自作のヴァイオリン・ソナタ、「消えた男の日記」、「ラシュスコ舞曲」を演奏した。その際、パソフスキー(1882~1952)指揮する、第11歩兵連隊「パラツキー」軍楽隊の演奏を聴く。昔ながらの服装で、ソロの時は起立して吹く楽士たちのファンファーレに、ヤナーチェクは深い感銘を受けた。これが機会となり、翌年にソコル体育団体のフェスティバル用にファンファーレ作曲を、リドヴェー・ノヴィニ紙編集局から依頼されひと月で完成した。ヤナーチェクはこの作品が“ソコル・シンフォニエッタ”と呼ばれるのを嫌い、“軍隊シンフォニエッタ”だ、と主張していた。彼の愛国心は、『タラス・ブーリバ』など第一次世界大戦中の作品に反映されており、祖国独立後の1923年9月15日には、“わが国軍に寄す”という短いコラムすら書いている。曲は「イントラーダ」を冒頭に置く、アレグロ、アダージョ、スケルツォ、フィナーレという、4楽章のほぼ三部形式の「交響組曲」で、内容は『タラス・ブーリバ』の姉妹編と言える。この作品について作曲者は語っている。『・・・それから私が見たのは、奇跡的な変貌を遂げたこのブルノの町です。陰鬱な市庁舎、深みから悲鳴の聞こえてくる、かつては牢獄だったシュピルベルクの丘、通りや群衆などへの嫌悪が、私から消えたのです。奇跡のように自由が呼び出され、町の上に輝く・・それが1918年10月28日の祖国再生。私はその中に私自身の姿を見ました。私は祖国に属している。そして勝利のトランペットの咆哮。エリシカ王妃の建てた修道院の聖なる静けさ、夜の影、緑の丘の吐息、栄えゆく町ブルノの壮大さ。これらすべてが、私に“シンフォニエッタ”を書かせたのです」。
「威風堂々」だけでなく艶めかしい名曲もある★カンポーリ、ボールト指揮ロンドン響☆エルガー・ヴァイオリン協奏曲
カンポリの官能的な歌心が横溢する名演。名盤DECCA LXT5014のKONDONレーベル版、英国プレスのモノラル・フラット初出盤です。両面に擦れ跡が各1本あるものの、ノイズ影響なしです。
五福公民館で行っています、が次回実行も未定です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内
「蓄音機を楽しむ会(第73回)」SPコンサートご案内
日時 令和4年6月26日(第4日曜日) 午後1時30分〜4時
場所 熊本市中央区細工町 五福公民館 2F